前回は、指定された値を単に印字するだけのプログラムを作成しました。
コンピュータは日本語だと”電子計算機”と呼ばれるぐらいなので、今回は計算処理を行うプログラムを作成してみます。
今回のプログラムは以下の通りです。
#include <stdio.h> main() { int result; result = 10 + 20; printf( "result is %d\n", result ); } |
これを実行すると下記の出力が行われます。
プログラム中にあった10+20の計算結果が表示されています。
$ gcc calc.c $ ./a.exe result is 30 |
それでは、今回のプログラムの詳細を確認していきます。
まずは最初の行ですが、これは計算結果を保存する場所を作っています。
int result; |
intというのはデータの型を意味していて、ここでは整数(integer)が保存できることを意味します。その後にあるresultは変数名です。
この宣言を行うことで、これ以降resultという名前で値を格納することができるようになります。
データ型についての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。
[C言語入門]変数が保持できる値の範囲について
次の行では計算処理を行っています。
result = 10 + 20; |
数学の計算式と同じように”+”記号で足し算を行うことができます。
最後に、printfで出力を行います。
printf( "result is %d\n", result ); |
前回は固定の文字を出力していましたが、今回はresultの値を出力することになります。
この場合、””で囲まれた文字列の中に%dを書くことで、画面に表示される値を変数に置き換えることができます。
何に置き換えるかは、文字列の後に”,”で区切り、変数名を書くことで指定することができます。
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