[PIC]全ピン数対応のライタ基板を製作(PICkit3使用)
半年ほど前、PICのライタとしてPICkit3を購入しました。 これまで書き込み側の回路はブレッドボードで組んでいたのですが、ブレッドボードだと書き込み/デバッグ中にライタが外れてしまう事もあり不便でした。 ライタは頻繁に使いますしPICの開発も慣れてきたので、今回、書き込み用の回路をユニバーサル基板で作成する事にしました。 PICはブレッドボードにさせるタイプのPDIP形式のものだけでも、ピン数が8, 14, 18, 20, 28, 40ピンと6種類も有り、それぞれ書き込みピンの位置が異なるので、これら全種類に対応できるようにします。 また、ライタにPICを刺したまま状態で、簡単な回路なら確…
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[PIC]C30コンパイラをインストールする(dsPIC,PIC24用)
本記事ではPICのC言語向けコンパイラである、C30コンパイラのインストールと動作確認を行います。 C30コンパイラの正式名称は”MPLAB C Compiler for PIC24 MCUs and dsPIC DSCs”で、dsPICや,PIC24シリーズなどの16bitマイコンで使用可能なCコンパイラです。 C30コンパイラはPRO、Standard、Liteと3つのバージョンがありますが、今回は無償で利用可能なLite版を使用します。Lite版でもコンパイラとしてはフル機能が利用できますが、最適化が部分的にしか使用できないため生成される実行ファイルのサイズが若干…
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PICkit3を使用時,PICを認識できない時にチェックすべき事(PK3Err0045エラー)
MPLABより、PICkit3を使用してPICに書き込みを行おうとした際、OutputウィンドウにPK3Err0045のエラーが表示する事があります。 PICkit 3 detectedConnecting to PICkit 3… Running self test… Self test completed Firmware Suite Version…… 01.27.15 Firmware type………………….Midrange PICkit 3 Connected. PK3Err0045: You must connect to…
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MPLABでPICkit3を使用してのデバッグが出来ない理由Top10
PICkit3のユーザガイドで、デバッグが上手く行えないときにチェックすべき点が掲載されていました。 日本語の情報が見当たらなかったので、訳したものを置いときます。 (ざっくりな意訳なので、おかしな所があったら指摘してくださると幸いです) 1.オシレータが正しく動作していない。 オシレータに関するコンフィグレーションビットの定義もチェックしてみてください。 2.デバッグ対象の回路に電源が供給されていない。 電源ケーブルの接続確認と、テスタで電圧チェックしてください。 3.デバッガが物理的にPC(もしくは回路側)とつながっていない。 ケーブルの接続を確認してください。 4.PICでコードプ…
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VMware上でPICkit3は使用できるか?
MPLABをインストールした環境をVMwareで構築しているのですが、 PICkit3を接続してみたところ、問題なく使用することが出来ました。 以下、証拠画面です(クリックで拡大します)。 動作を確認した環境は以下の通りです。 ホストOS Windows7 SP1 ゲストOS WindowsXP SP3 App VMware Player 3.1.4ホストOS Windows7 SP1 ゲストOS WindowsXP SP3 App VMware Player 3.1.4 注意すべき事はVMにUSBポートを追加するぐらいで、特にハマリどころもなく動作しました。 USBポートの追加…
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MPLABでPICkit3使用時,PICkit3から電源を供給する
MPLABでPICへのプログラム書き込みにPICkit3を使用している場合、PICkit3から回路へ電源を供給することが出来ます。 電源供給はMPLABで設定を行います。 MPLABを起動し、Programmer->Settingをクリックします。 Powerタブをクリック後、”Power target circuit from PICkit3″にチェックを入れるとPICkit3側からPIC回路へ電源を供給することができます。 供給する電圧は、画面よりある程度指定可能です。 スライドバーを操作することで、2.75V~5.5Vを選択可能です。 電流については30mAが上限…
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PICkit3を使ってMPLABからプログラムを焼く方法
前回MPLABを使ってプログラムを作成する方法を確認したので、今回は作成したプログラムを実際にPICへ焼いてみました。 今回の書き込みを行ったのはPIC16F84Aです。 PICへの書き込みにはライタが必要なので、まずは以下のハードを用意します。 用意する道具一覧 PICkit3 今回、ROMの書き込みにはPICkit3を使用しました(PICkit2でも書き込み可能です)。 楽天だと2021年7月現在、Debug Express付きのものが1万円ほどで販売されているようです。 プログラムの書き込みだけならDebug Expressは不要です。PICkit3単体だと4000円程度で入手できます。…
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