誰かが作ったAmazonマーケットプレース用のアプリを使用する場合は、事前に「権限付与」の作業を行う必要があります。
ここでは、この「権限付与」の仕組みと、作業手順を説明します。
なぜこんな作業が必要なの?
開発者と利用者が別人の場合、利用者が開発者に対して権限を付与する必要があります。これは、利用者の出品情報を想定しない他人に使用させないための保護機能です。
アプリ(ソフト)から出品情報にアクセスするには、以下の3つのIDがそろっている必要があります。
「MWS開発者アカウント番号」(開発者から教えてもらいます)
「出品者ID」(出品者が取得します。詳細は後述)
「マーケットプレイスID」(出品者が取得します。詳細は後述)
用語の意味
この記事で使用している用語の説明です。開発者 プログラムを作った人 利用者 商品を出品する人 (アプリを使う人) AmazonMWS 「アマゾン マーケットプレース Web サービス」の略 アマゾンが提供している、マーケットプレース利用者向けの機能 これを利用すると、出品や出荷の作業をブラウザから作業しなくても、アプリから操作できるようになる。 アプリ、アプリケーション プログラムのこと 出品者ID 出品者を識別するためのID マーチャントID(MerchantId)と呼ばれることもある |
権限付与の流れ
権限付与の手順は以下の通りです。Step1. 開発者は、MWSに登録して「MWS開発者アカウント番号」を取得する。 Step2. 開発者は、利用者に「MWS開発者アカウント番号」を伝える Step3. 出品者は、「MWS開発者アカウント番号」を、自身のMWSアカウントに対して登録する |
出品者がすること
上記ステップのうち、Step1,2は開発者が事前に行うことです。
ここでは、出品者が行うべき作業を説明します。
https://developer.amazonservices.jp/index.htmlにアクセスします。
登録するをクリックします
ユーザIDとパスワードを入力し、「サインインします」のボタンをクリックします。
選択肢より、「アプリケーションを使って、マーケットプレイスWebサービスにアクセスすることを希望します。」を選び、開発者より伝えられた、「アプリケーション名」と、「MWS開発者アカウント番号」を入力します。
ライセンス契約を確認後、2箇所にチェックを入れ、次へをクリックします。
手続き完了画面が表示されます。
この画面に表示された「出品者ID」と、「マーケットプレイスID」を控えておきます。(それぞれ14桁の英数字です)
これらのIDはアプリの使用時に使います。
※IDを忘れてしまった場合は、上記の作業をもう一度やり直せば、確認できます。
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