Windows 2003 Serverの起動ディスクをHDDからSSD構成に変更しました。
SSD化に伴い、設定しておくべきレジストリ項目をメモしておきます。
SSDはHDDと比較すると、最大書き換え回数が低いというのと、ランダムアクセス性能が良いという特徴がありますが、Windows 2003 Serverはデフォルトでインストールすると、HDD動作時での振舞いに最適化されているので、設定の変更が必要となります。
というわけで設定内容は、SSDの場合は意味がないものと、ディスクへの書き込みを極力抑えるという変更がメインです。今回はWindows 2003 Server用で設定&運用確認を行った項目を記載していますが、WindowsXPでも基本的は同じです。
デフラグを無効.reg
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OptimalLayout] "EnableAutoLayout"=dword:00000000 |
プリフェッチ無効化
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters] "EnablePrefetcher"=dword:00000000 |
最終アクセス日時を更新しない
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem] "NtfsDisableLastAccessUpdate"=dword:00000001 |
8.3文字ファイル名の自動生成をしない
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem] "NtfsDisable8dot3NameCreation"=dword:00000001 |
一気に設定しておきたい人のために、上記の内容を纏めたものです。
下の定義をコピーして*.regファイルとして保存し、ダブルクリックすれば設定完了です。
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OptimalLayout] "EnableAutoLayout"=dword:00000000 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters] "EnablePrefetcher"=dword:00000000 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem] "NtfsDisableLastAccessUpdate"=dword:00000001 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem] "NtfsDisable8dot3NameCreation"=dword:00000001 |
SSDへの入れ替え前後のベンチマークも取ってみました。
こちらは入れ替え前のHDDです。Maxtor 7B300R0のかなり古いHDDを使用していたので、最大でも60MB/sec程度しか出ていません。
入れ替え後のSSDはこちら。
IntelSSD320ですが、バスの速度がボトルネックになっているらしく200MB/secで頭打ちです。
HDDのように内周と内周で速度が違うということもないので、全エリアで速度は同じです。
こちらはディスクの空き容量です。
80GBのSSDを購入しましたが、Cドライブは基本的にOSしか入ってないのでスカスカです。
今回のSSD入れ替えの目的は、速度向上ではなく消費電力の削減なので、ベンチマーク的には十分すぎるぐらいの形での向上になりました。
一方、プログラムはCドライブ以外に入っているので、体感速度は特に変わってません。
起動速度は速くなった気もしますが、そもそも24時間付けっぱなしでほとんど再起動しないので、ブートが速くなっても特に嬉しくはないです…。
消費電力の削減については、以前ざっくりと計算したので、その時のメモをリンクしておきます。
手元にエコワットなどの機器が無く結果を計測できてないので、机上の計算だけですが、興味があれば参考にしてください。
HDDをSSDに交換した際に,電気代の節約効果
今回の購入時点でIntel 320シリーズのSSDは、現行モデルではなく型落ちだったのですが、消費電力削減が目的の場合はあえて1世代前を狙ったほうが、コストパフォーマンス的にお徳かと思います。
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