謎の企業、fabrikam.comを調査する

今日、いつものようにリモートデスクトップを使おうと思ったら、入力例にcomputer.fabrikam.comと表示されている事に気づきました。



このドメイン、いったいなんだろうと思って、試しにブラウザでアクセスしてみました。
IEで、fabrikam.comにアクセスしてみます。



すると、302リダイレクトでwww.microsoft.com/ms.htmに飛ばされてしまいました。


そこからさらにhttp://www.microsoft.com/に飛ばされ、結果的にMicrosoftのホームページが表示されました。




どういうことかと思い、fabrikamについて調べてみると、どうやらfabrikam.comというドメインは、Microsoftが例として使用する架空の会社(ドメイン)のようです。

SharePoint Serverのドキュメントによると、以下のような設定があるようです。
国際的な,ハイテク製造メーカーですね。

Fabrikam Industries 社は、世界的に認められている大手製造元です。この企業が設計および販売する製品は、信頼性の高さのみならず、革新的な設計が評価されています。Fabrikam Industries 社は、組織の成功に欠かせない企業文化の統合を促進し、そうしたレベルの品質を達成するための惜しみない努力を続けています。そして、それを実現させているのは、組織全体でのアイデアの収集と効率性の向上です。

Fabrikam Industries 社は、米国本土と世界中の主要な場所にオフィスを構えています。そのため、企業内文化の問題だけでなく、全社的なビジネスおよびコミュニケーションの課題に直面します。そうした問題には、物理的な場所に関係する基本的な問題から、言語、タイム ゾーン、企業データ センター、世界各地での帯域幅の制限の問題まで、さまざまなものがあります。

Fabrikam Industries 社は、情報アーキテクチャに関してばく大な投資をしています。この企業の調査では、企業買収、および IT 分野でのリーダーシップの歴史的な移行により本業の成長がもたらされる兆候があることが示されています。また、この企業では、独自のデータ センターで、電子メール、ファイル共有、財務などの従来のサービス アプリケーションや基幹業務アプリケーション、および部門のニーズに応じたカスタム アプリケーションのホストを管理しています。分散された企業ネットワークは、業界標準のファイアウォール、境界ネットワーク、およびポイント ツー ポイント接続の組み合わせにより、セキュリティで保護されています。従来からのセキュリティ上の問題により、従業員による使用は、オンサイト アクセスおよび制限されたVPN 接続に限定されています。Fabrikam Industries 社は、通常の従業員チャネル以外の、外部のクライアント、パートナー、および請負業者を既存のアーキテクチャに統合することにある程度成功しています。

Whitepaper: Information Architecture in Office SharePoint Serverより

Microsoftのサイトで調べてみると、他にBiztalkやExchange Serverのマニュアルでも例として使用されていました。




もっと探してみると、まだまだ出てくるかもしれません。

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