MPLABでPICkit3を使用してのデバッグが出来ない理由Top10

PICkit3のユーザガイドで、デバッグが上手く行えないときにチェックすべき点が掲載されていました。

日本語の情報が見当たらなかったので、訳したものを置いときます。
(ざっくりな意訳なので、おかしな所があったら指摘してくださると幸いです)



1.オシレータが正しく動作していない。
 オシレータに関するコンフィグレーションビットの定義もチェックしてみてください。

2.デバッグ対象の回路に電源が供給されていない。
 電源ケーブルの接続確認と、テスタで電圧チェックしてください。

3.デバッガが物理的にPC(もしくは回路側)とつながっていない。
 ケーブルの接続を確認してください。

4.PICでコードプロテクトのコンフィグレーションビットがセットされている。
 アセンブラの場合__CONFIGで_CP_OFFの指定が行われている事を確認してください。

5.プログラムがリリースモードでビルドされている。
 プロジェクトツールバーのドロップダウンリストから”Debug”を選択し、リビルドしてください。

6.MPLABのIDEで、デバッガが”Programmer”として実行されている。
 メニューバーのDebugger->Select Tool->PICkit3を選択し,デバッグモードにしますます。

7.デバッガとPCの接続が切断されている。
 MPLAB IDEのデバッガに再接続します(??)

8.デバッグ対象のプログラムが壊れているか、エラーを含んでいる。
 プログラムのリビルドを行い再書き込みと、PICのPower-on Reset機能を使ってみます。

9.他の設定がデバッグを妨げている。
 ???

10.デバッガからアクションの要求が、常に出来ないようになっている。
 例えば、対象となるプログラムが走っている状態だと、デバッガはブレークポイントを設定できません。




他に考えられること

たまたまグリッチ(接触不良などに起因するノイズ)が発生しただけかもしれないので、もう一度チャレンジしてみる。

プログラムの問題に起因しているかも知れないのでLEDの点滅など、もっと簡単なプログラムでデバッグできるか確認してみる。

過電流などの理由でPICが物理的に壊れている可能性があるので、チップを変えて試してみる。

回路上の問題があるかもしれないので、Microchipから出ているデモンストレーションボードを購入してデバッグしてみる。


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