[Spy++]謎の横長ウィンドウが表示されている原因を調査する

最近PCを使っていると、下のようなウィンドウが表示されいることがあります。


気が付くと表示されていて何がきっかけになっているのか分かりません。タスクマネージャにも出てこないし気持ち悪いので、何者なのかちょっと調べてみました。




という訳でどうやって調べたか、方法を説明します。
ちなみに、使っているOSはWindows7 x64です。

まずは、このウィンドウのプロセスを調べます。
このPCにはVisual Studioが入っているので、Spy++というソフトで調査します。このソフトを使うと、画面に表示されているウィンドウを指定して、そのプログラムの情報を表示してくれます。


Spy++を起動したら、検索->ウィンドウ検索を選択します。



すると、以下の様なダイアログが表示されるので、矢印の先にある黒い丸をドラッグして、調べたいウィンドウにドロップします。


そうすると、対象のウィンドウハンドルが表示されます。今回は00C406F0でした。



OKをクリックすると、メインウィンドウで該当のウィンドウハンドルが反転されています。右クリックから、プロパティを選択します。



プロセスタブをクリックすると、プロセスIDが判明します。このIDはリンクになっているのでダブルクリックします。



すると、プロセスの情報が表示されます。ACRRD32という事は、Acrobat Readerですね(今はAdobe Readerという名前に変わってますが)。ACRRD32って何?という人でもgoogle検索すれば直ぐに判明します。


タスクマネージャで確認したところ、AcroRd32.exeが複数常駐していました。


ウィルスかも?と思って、プロパティを見てみましたが、パスは正しそうなので大丈夫っぽいです。


というところまで調査したところで、常駐していたAcroRd32.exeを強制終了させると、無事謎のウィンドウは消えてくれました。Adobe Readerはアップデートの有無をバックグラウンドでチェックしてくれてたはずですが、その関係の不具合でしょうか…?


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