WindowsでGUI版gitクライアントのSmartGitを使えるようにする


今までSVN + RapidSVNを使用していたのですが、GitのリポジトリにアクセスしたかったのでGitのクライアントのインストールをしてみました。

SVNと同様gitも基本はコマンドラインでの操作ですが、コマンド操作だけだと面倒なので、GUIも欲しいところです。調べてみたところWindowsでのgitフロントエンドはSmartGitがよさげらしいです。


SmartGitは商用利用は有償(1ライセンスで7000円ぐらい)ですが、非商用で使う場合ならFreeです。
非商用でも機能制限は無いので、快適に使用できます。

仮に将来商用で使う事になったとしても、それ程高くないので今回はSmartGitを使ってみる事にしました。


git+SmartGitのセットアップの手順は以下の通りです。

コマンドライン版git(msysgit)のインストール


SmartGitを使用するには、コマンドライン版のgitが必要となるので事前にインストールしておきます。
WindowsでGitを使うならmsysgitを使用すると、UTF-9をサポートしてたりして何かと良いらしいです。


msysgitは、下記のサイトからダウンロードします。
Downloads – msysgit – Git for Windows – Google Project Hosting



ダウンロードしたexeを実行します。
現時点での最新は、Git-1.8.0-preview20121022.exeでした。


Nextをクリックします


ライセンス(GPL)の確認です。



インストール先です。
このパスは、後でSmartGitをインストールする時に使うので控えておきます。



インストールするコンポーネントです。
デフォルトでも良いのですが、今回は以下のチェックをはずしました(個人的に不要だったので)。

チェックを外したもの(2つ)
Additional icons -> In the Quick Launch
Associate .sh files to be run with Bash




スタートメニューの登録について。デフォルトにしときます。



PATHの設定です。

上から順に、以下の設定になります。

GitをBashだけで使用するう
    これは最も保守的な選択で、システムに変更を加えた句内場合に使用します。
    環境PATHを変更は行われません。
 
GitをWindowsのコマンドプロンプトから使用する
    これは、他のアプリと競合しないと思われる、安全なオプションです。
    セットアッププログラムはGitだけを環境変数PATHに追加します。
    GitをCygwinと同時に使用する場合に使用する際は、このオプションを使用します。
 
Gitと幾つかのUnixコマンドををWindowsのコマンドプロンプトから使用する
    Gitと同梱されたUnitコマンドを環境変数PATHに追加します。
    注意:このオプションを選ぶとPATHが書き換わるので,
         Windows標準のfind.exe/sort.exeが使用できなくなります。
         この意味が分かる人だけ、このオプションを使用してください!!



Gitは内部でUnixのコマンドを使用するため、インストール先フォルダにUnixコマンド互換のexeをコピーします。3つ目のオプションは、これらのコマンドをPATHに入れるかという選択肢です。

セットアップを行っているPCは、Unixコマンド郡を別途入れてある環境のものを使ってます。
競合すると面倒なので、今回は2番目のオプションを選択しました…



改行文字を自動変換するかの指定です。こちらも3つの選択肢が有ります。


下記の説明で、Windowsスタイルの改行コードはCR+LFで、UnixスタイルはLFの事です。
(ってgitをinstallしようとしてる人にとっては常識でしょうけど…)
3つのオプションの意味は、以下の様な感じです。

チェックアウト時Windowsスタイル・コミット時Unixスタイルの改行コード
    チェックアウト時にLFの文字コードをCR+LFに変換します。
    コミット時にCR+LFのコードをLFに変換します。
    クロスプラットフォーム向けのプロジェクトをWindowsで使用するときのお勧めです。
    (conre.autocrlfがtrueにセットされます)
 
 
チェックアウト時無変換・コミット時Unixスタイルの改行コード
    チェックアウト時は文字コードを変更しません。
    コミット時にCR+LFのコードをLFに変換します。
    これはUnix環境での設定にお勧めです。
    (conre.autocrlfがinputにセットされます)
 
 
チェックアウト時無変換・コミット時無変換の改行コード
    チェックアウト/コミット時に文字コードを変更しません。
    このオプションはクロスプラットフォーム向けのプロジェクトにはお勧めしません。
    (conre.autocrlfがfalseにセットされます)



“not recommended”と書かれていますが、自分で管理したいので無変換(as is)にしておきます。

これで、gitのセットアップは完了です。



試しにコマンドラインからgitと打ってみて実行できることを確認しておきます。


インストールフォルダのbinをチェックしてみると、確かに色々Unix-likeなコマンドが入ってるみたいです。





SmartGitのインストール

コマンドライン版のgitが用意できたら、次はSmartGitです。

下記のサイトからダウンロードします。
http://www.syntevo.com/smartgit/download.html



zipを展開して、セットアップを実行します。





インストールのウィザードはシンプルなんで、適当に選んでいけばOKです。
(今回は全てデフォルトにしました)











ウィザードが終わったら、デスクトップのアイコンをダブルクリックします。




ライセンスの確認です。



使用形態の確認です。
上から順に、”商用版の評価目的、商用版のライセンス登録、非商用利用”です。
今回は一番下の非商用利用を選択しました。



git.exeの有る場所の指定です。
これは先ほどインストールしたmsysgitの場所を指定します。


SSHクライアントの指定です。
今回はSmartGitのSSLクライアントを使用するので、下側を選択します。


ユーザー情報です。
設定内容は.gitconfigに保存されるらしいです。


ホスティングサーバの指定です。
GitHub等を使用していて、アカウントを持っている場合は、下側を選択します。
今回は上側の”I don’t use…”を指定しました。


Finishをクリックして完了です。



この後、”何をしたい?”的なダイアログが出ますが、一旦Closeを押します。


SmartGitのメイン画面が表示されました。


これでインストールは完了です。

次回は、SmartGitを使用して公開されているgitリポジトリからファイルを取得(clone)してみます。
SmartGitを使ってAndroidのソースを取得する

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