人を操る禁断の文章術
2015/1/21 メンタリストDaiGo (著) テレビ番組への出演多数 外資系企業の研修やコンサル、教育誌への連載なども手掛けている |
人の関心を集める文章とは?
自称(?)日本唯一のメンタリストであるDaiGo が書いてる本です。メンタリストという肩書きはちょっと胡散臭いし、「禁断の文章術」というタイトルはかなり釣り気味ですが、ネットで拡散させやすいブログの構成を考える上で普通に役立つ書籍です。
書評を見ても評判が良く、実際に読んでみても大変参考になりました。
人の関心を集める文章とはこういう感じかな?と漠然とイメージしていた所を、上手く補完してくれる様な内容です。
人を動かすためには、理論で攻めるのではなくではなく、”読み手の感情”をどうやって動かしていくかがポイントです。
情報ブログの場合、記事に感情をこめすぎない
まず、自分の感情を主体として書かない、という事です。自分のブログなのだからと、主観を前面に押し出した文章を書いてしまいそうになるものですが、確かに芸能人など、自分の存在そのものが商品であり、魅力の場合はそれで問題無いでしょう。
ですが、そうでは無い場合を考えた時、前に出るべきものは書き手の感情ではなく、そこに書かれている情報です。
感情が前面に出る事によって、書かれている文章はどんどん伝わらなくなり、読まれるブログからは遠ざかって行く。
これはかなり納得しました。
感情はこめないが、おもてなしは必要
感情が前面に出さない代わり、”あなただけに”というニュアンスを表現する必要があります。感情を出さないと言うと、無機的に情報だけを列挙すれば良いのかと思ってしまいますが、そうではありません。特定のあなた、つまり読み手に語りかける様に書く事で、読んだ方は特別な体験を得たという気持ちになり、また読みたい、もっと読みたい、という状態になります。
次はどんな素敵な記事が上がっているんだろう、と想像させ、毎日読みに来てくれるという行動に結び付きます。読む→反応する→想像する→行動を起こす、この流れも、実際にブログを更新するプロセスの中で考えた時に、とても分かりやすいです。
読者に問題の解決案を提示する
また、多くの人にとってコンプレックスや、悩みの種などを解消する様な内容である事も重要です。理想と現実のギャップに気付かせ、それを埋めるという手法です。、これはテクニックである以上に情報として有益な物になる為、多くの人の役に立つブログを構成するのに、欠かせない目の付けどころです。
どれも想像し得るテクニックのような気がしてしまいますが、書籍として心理学的な観点で改めて整理されている書籍です。
本書内では理屈だけではなく、プレゼン資料・セールス文・依頼文書など、ビジネスで使える場面での具体的な例文も多く入っていて参考になります。
ビジネス以外にもメールやLINEなど、プライベートで文章を書くことも多いですが、自分の希望を通すための文書術を、軽い読み口で身に付けることができます。
人を操る禁断の文章術
2015/1/21 メンタリストDaiGo (著) テレビ番組への出演多数 外資系企業の研修やコンサル、教育誌への連載なども手掛けている |
[書籍紹介] メンタリストDaiGoの、人を上手に誘導するパフォーマンスを支えているのは、 人間の心理的特性についての膨大な知識量と実践の量である。 本書を読むことで、書くべき内容とその書き方が一目にわかるようになる。 たった1行で、人は踊らされる。メール、企画書、LINEで使えるメンタリズムシリーズ最終兵器。 |
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