“elasped time”と”latency”の違い

よくコンピュータのパフォーマンスについて書かれている記事を見ると、”elasped time”(経過時間)や”latency”(遅延)という言葉が出てくる場合があります。

この二つの言葉の違いは何でしょうか?



elasped timeは、有る処理を依頼してから、応答が全部返ってくるまでの時間です。
ターンアラウンドタイム(turn around time)とも呼ばれています。

一方、latencyは、有る処理を依頼してから最初の応答が返ってくるまでの時間です。
こちらは、レスポンスタイム(response time)とも呼ばれています。

両者を絵で表現すると、以下の関係になります。



latencyの”最初の応答”というのは、複数のメッセージが返ってくるようなサービスの場合、最初のメッセージの取得が完了するまでという意味で使われる場合もあるし、最初の1byteを取得するまでという意味の場合が有ります。
厳密なパフォーマンス測定を行う場合は、何を指しているか定義を確認する必要があります。

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