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[パタヘネ:読書メモ]第5章 容量と速度の両立:記憶階層の利用 その4

2012年7月30日 (カテゴリ: 読書メモ:)

5.5 記憶階層間に共通する概念 CPUのL1,L2キャッシュや、仮想記憶など複数の記憶階層間でキャッシュが行われるが、各階層間で似たような技術が使われている。 一方、各記憶階層ではそれぞれ要件(記憶量・速度・キャッシュ場所を求めるのに許容される時間etc)が異なる為、使われる戦略は微妙に異なる。 キャッシュの連想度を上げると、必要なキャッシュが追い出される確率が下がるので、ミス率は低下する傾向にある。但し、キャッシュサイズが大きい時はそもそもキャッシュエントリが競合する確率が低いので、連想度向上の価値が”相対的に”下がる。 キャッシュ方式の戦略 キャッシュ方式には、ダ…


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