カブのオイル交換を自分で行う

新しく買ったカブの走行距離が1000kmを超えたので、オイル交換をしてみました。



オイル交換のタイミング

メーカーによると、以下のタイミングでオイル交換を行うことを推奨しています。
指定された距離に達していなくても期間とともにオイルは劣化して行くので、距離・期間のいずれか短い方が達したタイミングで交換を行います。

初回:
  1ヶ月又は、1000km経過後

2回目以降:
  6ヶ月又は、3000km経過後


オイル交換の費用

バイク屋で交換を依頼する事もできますが、2000円程度費用が掛かります。
自分で交換すれば、オイル代だけ(ホームセンターやカーショップで980円程度)で済むのでお徳です。
自分の持っているバイクのメンテを自身で行う事でバイクへの愛着がわくというメリットもあるかも。

オイルはアマゾンでも購入できます。
B0025R3V4S
ホンダ:ウルトラG1オイル/10W-30 / 1L

また、廃油は下記のような廃油処理箱を買うと便利ですが、古新聞紙に吸わせて処理する事もできます。
B005QUPM5C
SUMICO スミコーオイルパック 2L用 廃油処理箱 品番:770500


オイル交換の方法


オイル交換の前に、まず5分ほど走るorアイドリングの状態にしておき、オイルを暖めて置きます。
エンジンを動かしすぎるとオイルが熱くなりすぎ、やけどしてしまう可能性もあるので注意してください。エンジンを触ったときに暖かい程度になっていればOKかと思います。

カブの場合は、エンジンの所に必要なオイルの量が記載されています。交換時は0.8Lか0.6Lかと思いますが、オイルは最小で1Lのものしか売ってないので1Lのものを買ってきます。
オイルを入れる場所は、オイル量が記載されているところの横にあるキャップです。


キャップは、手で簡単に開けることができます。


先っぽを見ると、オイルの量を確認するためのゲージが有ります。


このキャップを少し緩めた状態にしておきます。

次に、エンジンオイルを抜きます。
オイルは、エンジン下側にある、真下を向いたボルト(ドレンボルト)をはずします。
斜めを向いたボルトが奥のほうにもうひとつありますが、こちらは外してはいけません。


ドレンボルトのサイズは17です。




ボルトを外すと、オイルが出てくるのでこぼれないように廃油受けを用意して置きます。
市販の廃油処理箱を購入していればそれを下に置きます。

今回は、1.5Lのペットボトルで代用しました。
先っちょを切り取りって反対向きに差込み、斜めに置いてオイルを受けます。


先っちょを逆向きに差し込んでいるのは、万が一外したボルトを落としてしまったときに、ここに引っかかるようにする為の保険です。



廃油を受け損なったときのために、ボルトの真下にビニールや新聞紙などを置いておくと地面が汚れなくって良いです。
少しこぼしてしまいましたが、それ程オイルのヨゴレは無さそうな感じでした。

出てきた廃油は新聞紙に吸わせて燃えるゴミに出しますが、市町村によっては廃油をゴミに出すのを禁止している場合も有ります。その場合はガソリンスタンドやカーショップに廃油を持っていって引取りを依頼します。

オイルを全部出し切った状態です。
0.8L出てくるはずなので、1.5Lのペットボトル半分強になります。
ここからキックペダルを数回踏み込むと、もう少しオイルが出てきます。


外したボルトです。
ボルトについていたワッシャー(パッキン)は失くさない用に注意してください。
パッキン無しでボルトだけ締めても、隙間からオイルが漏れてしまいます。



完全にオイルを排出できたら、ボルト+パッキンを再度締めます。


その後、最初に緩めたエンジン上部の口より新しいオイルを入れます。
通常オイルを買えば注油用の短いホースを無償でもらえるはずなののですが、今回貰い損ねてしまったので、手元にあったクリアファイルを加工して漏斗代わりにしました。


こんな感じで規定量(今回は0.8L分)入れていきます。
入れすぎると元に戻せないので、ある程度入れたらちょっとづつ入れながら、規定量入ったかを確認して行きます。
キッチンスケールを持っている場合は、重さで確認するのも便利です。




適正量は、キャップ先のオイルをふき取った後、キャップを締めて再度取り出すと分かります。
キャップの先っちょにゲージ(少し細くなった部分)があるので、範囲内に収まるようにします。
上限ぎりぎりを狙えばOKです。


オイル交換が終わったら動作確認です。
念のため5分ほど走ってみて、異音がしないか、加速に問題がないかなどを確認しておきます。
また、走り終わったらエンジンカブのドレンボルトを確認し、オイル漏れがない事をチェックします。




カブのメンテが初めてで慣れない場合は、カブのメンテナンス本を用意しておくと便利です。
下記の本は、純正のサービスマニュアルよりも安価で、しかも写真も多くて分かりやすいのでお勧めです。
4883932915
ホンダスーパーカブメンテナンス―オールカラー

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。