チャージコントローラMPPT10シリーズ(MPPT30,MPPT60,WS-MPPT30,SE-MPPT30 etc…)の機能説明

ソーラー発電で使用するチャージコントローラのMPPT10シリーズについての情報です。

この製品ですが、ネット上に仕様についての情報が見当たらないので、小売店にから入手した情報を置いときます(正式な仕様が知りたい場合は必ず販売元へ直接問合せを行ってください)。

MPPTxxシリーズの型番は末尾の数字が最大容量(アンペア数)をあらわします。

この製品群はOEM販売されているようで、発売元によってMPPT30,WS-MPPT30,SE-MPPT30等の型番が存在します。以下の画像を見ると分かるように、左上のロゴが異なっているだけで見た目は同じです。

WELLSEE


instapark


ECOLIFE





主な機能

MPPT(Maximum Power Point Tracking)コントロールを行って充電を行うため、(非MPPT製品比で)10~30%程度、充電効率が向上します。
充電と給電を同時に行えます。
充電、電流管理、電力供給の仕様はSOC規格を満たしています。

Function:


常にバッテリのfull voltage conditionを保持する
過充電の防止
過放電の防止
夜間にソーラーパネルへの逆流を防止
バッテリーの逆極性の防止
ソーラーパネルの逆極性の防止
バッテリー電圧低下時に自動で給電をカットし、電圧復帰時には再供給を自動で行う
サージプロテクト
気温変化に伴う電圧変化を自動で補正(?)



大きさ・重さ

193x110x48mm
740g

接続方法

コントローラーには6つの端子があります。
本体向かって下に端子がある状態で左から、ソーラーパネルプラス極,ソーラーパネルマイナス,バッテリープラス,バッテリーマイナス,給電先プラス,給電先マイナスの順です。

ソーラーパネルの接続を行う前にバッテリーを接続します。バッテリー無しで、ソーラーパネルから負荷へ直接給電させないで下さい。

室内の電灯による給電はできません(電灯の明かりではチャージするには弱すぎる為)。

ソーラーパネルの端子にDC電源を接続すると、コントローラのトラブルの原因となります。


インジゲータとボタン

赤のLED(charge)が点灯していると、バッテリーは直充電されています。
赤のLED(charge)が点滅していると、バッテリーはMPPT機能によって充電されています。
赤のLED(charge)が消灯していると、バッテリーは充電されていません。

緑のLED(load)が点灯していると、負荷への給電が行われています。
緑のLED(load)が消灯していると、負荷への給電が行われていません。

3色LED(battery)が赤の時はバッテリーの容量が残り少なく、緑だと満充電です。橙は通常の状態です。
※12V稼動の機器の場合、赤:10.5~11V、橙:11~13.7V、緑:13.7以上です。


トラブルシューティング


問題:
    緑LEDが消灯、バッテリLEDが赤になっている
原因:
    バッテリーの電圧が低いです
対処:
    1:電源の供給をやめ、負荷側の端子をはずした後、再接続します。
    2:バッテリー充電の問題です。ソーラーパネルをアップグレードするか,バッテリーを交換します。



問題:
    バッテリLEDが橙で、LOADのLEDが緑なのに、負荷側に電源が供給されない
原因:
    過負荷か回路がショートしている為、コントローラの内部ヒューズが切れました
対処:
    問題が解消された後10~20分待つと自動でヒューズは戻り、給電が再開されます。



発電量・使用量の確認
機械単体で発電量・使用量を確認することはできず、確認用のオプション機器やPC接続によるログ吸出しもできません。
発電量・使用量を確認したい場合は、別途回路を自作する必要があります。


この商品は、ネットでも以下のショップより購入可能です。




2011/05追記:実際に購入してみました

ソーラー発電システムの自作 その3(チャージコントローラ)

だれでもできるベランダ太陽光発電

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