カーショップなどで販売されているバッテリーは、その性能や大きさによって型式が付けられています。
例えば、「44B24R」のような記述になっており、このうち先頭の数字(例だと”44″)がバッテリーの性能を現しています。
バッテリーを自動車で使用する場合は、今まで使っていたのと同じ型式を使えば問題ないのですが、ソーラー発電用の蓄電池として利用したい場合は、各性能ランクがどの程度の量を蓄電できるかを知りたくなってきます。
というわけで、性能ランクと蓄電容量(Ah)の対応表を作成しました。
蓄電容量は5時間率での表記です。
性能ランク 蓄電容量(Ah) 26 21 28 24 34 27 36 28 38 28 44 34 46 36 48 40 50 40 55 36 55 48 65 56 70 52 75 52 80 55 95 80 105 83 115 88 130 92 145 112 165 136 190 160 210 160 245 176 |
ワット数が知りたい場合、12Vバッテリーなら下記の値に12を掛けてください。
性能ランク26で12Vの場合は、12V*21Ah=252Wになります。
ただし、完全に使用しきると過放電になるので、実際に利用可能なのは計算値の半分ぐらいです。
上記表の元ネタはJIS規格で、鉛蓄電池に関しては以下のJIS D5301で規格化されています。
JIS D5301 始動用鉛蓄電池 Lead-acid starter batteries 最新改正年月日 2006/11/20 原案作成団体 社団法人 電池工業会 |
JIS規格の資料を直接参照したい場合は、下記のサイトより閲覧可能です。
日本工業標準調査会:データベース-JIS詳細表示
上記のサイトからJIS D5301を確認すると、以下のような感じで各型式のスペックが確認できます。
注意点としては、一部のものは、同じ性能ランクでも型式(≒外寸)が異なると蓄電容量が変わるので、前述の表は目安として利用してください。ただし、大抵の場合は、性能ランクが一緒なら蓄電容量は同じなので、目安として利用するには問題ないかと思います。
型式 性能ランク 蓄電容量(Ah) 50B24 50 36 50D20 50 40 |
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