カブに乗り始めてしばらくたちましたが、ブレーキワイヤーのあそびが大きくなってきたので
調整してみました。
ブレーキワイヤーの調整は、オイル交換等と比べてもかなり簡単なので、誰でもメンテ可能です(オイル交換も慣れれば結構簡単ですが…)。
ブレーキワイヤー調整方法(前輪)
前輪のブレーキは右手のハンドルですが、ブレーキの適正な”あそび”の幅は、1~2cm程度です。ハンドルを引いて、抵抗を感じるまでの幅が2cmを超える場合は、調整が必要です。
前輪が傾いていると、ブレーキワイヤーの引っ張られ具合が変わるので、まずタイヤをまっすぐにします。
その後、アジャスタを回して調整します。
アジャスタは、前輪左側にあります。(写真の赤枠にあります)

アジャスタ部の拡大です。

この調整ですが、特別な工具は必要なく手回しで十分です。
上にある金具を後ろ側に押すとアジャスタの部分に隙間が出来るので、もう一方の手でアジャスタを回せばOKです。
アジャスタのナットは緩まないようにアールが付いているので、増し締めなども不要です。

調整が終わったら、アジャスタを前方向に引っ張って隙間が出来る事を確認します。
隙間が出来ないぐらいまで締めてしまうと、あそびが少なくなり過ぎです。
その後、ブレーキレバーのあそびを再確認してください。
ブレーキワイヤー調整方法(後輪)
後輪側の適正なあそび量は前輪よりちょっと多くて、2~3cm程度です。
後輪は足で操作するので、普段乗っている時にはあそび幅が掴み難いですが、ブレーキペダルを手で押してみると分かりやすいです。
調整方法は、前輪の時と同じです。
後輪右側のマフラー横にあるので、こちらも手で回して調整します。

ブレーキワイヤーの調整部付近には、中芯のケーブルを保護するためにゴム(ラバーブーツ)が付いています。
ワイヤー調整をした時、ついでに掃除をしたくなる場合も有りますが、この箇所(中のケーブル)に直接水をかけてしまうとサビの原因になるので注意してください(ヨゴレを布で拭く程度で留めておくのがベターです)。

また、ワイヤーの調整時に、ついでにブレーキのシューが減っていない事を確認しておくとよいです。
ブレーキをいっぱいに掛けた状態で、アームにある印と、ブレーキパネルの印(書き写真の赤枠)が一致していない事を確認します。一致するところまで行く場合はシューが限界まで減っているので交換が必要となります(前後輪とも同じです)。

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