Bluetoothイヤホンに関する規格まとめ(EDR,HSP,A2DP,AVRCPなど)

AndroidやiPhone等のスマホで、音楽を聴く用のBluetoothのイヤホンを買う際の判断基準のメモです。


Bluetoothのバージョン

まずは、バージョンのチェックです。
とりあえず、Ver.2.0 + EDRならOK。

Ver.2.0 + EDR
	EDRは、Enhanced Data Rateで、高音質になります。
 
Ver.2.1 + EDR
	バージョンが2.1だとペアリング時の暗証番号入力が不要になります。
	但し、ペアリングは最初に行うだけなので、ver2.1か2.0かはあまり重要では無いです。
 
EDR無し
	音声通話用なので、オーディオ目的ではないです
	転送速度が低いので、音質が悪くなります




プロファイル

次はプロファイル。
音楽を聴くなら、A2DPとAVRCPの対応である事をチェックしておきます。

HSP(Headset Profile)
	モノラルでの音声送受信機能
 
	通話用なので、音楽再生には関係ないです。
	ハンズフリーで通話の着信をしたい場合は欲しいかも。
 
HFP (Hands-Free Profile)
	電話の発信・着信操作の機能。
	これも音楽再生には関係ないです。
 
A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)
	ステレオ再生可能
	高音質
	※音楽を聴く時には実質必須のプロファイルです。
 
 
AVRCP (Audio Video Remote Control Profile)
	いわゆるリモコン機能の対応です。
	このプロファイルに対応していれば、レシーバ側から再生・停止・早送りetc
	の操作が出来る様になります。
	これも必須の機能です。



バージョン、プロファイルはスマホ側の対応も見る必要があります。
あと、SCMS-T対応のものが有りますが、これ著作権保護対応で、これが無いとワンセグ視聴時に音声が飛んでこない等の問題がある事も発生します。


レシーバの形状

レシーバは、イヤホンが一体になっているものと、レシーバとイヤホンがバラ(はずせる)モノが有ります。
総額では一体型のほうが安いですが、イヤホンが断線した時には、レシーバごと交換が必要になります。

個人的には分離型がお勧めです。


クラス

BluetoothのクラスにはClass1とClass2が有ります。
Class1は理論値で100m届くので離れたところで使用する場合は、Class1が必須です。
出先で、スマホをカバンに入れてワイヤレス再生したいといった場合はClass2で十分です。


充電コネクタ

USB充電が多いですが、miniBとmicroBの形状のものが有ります。
AndroidのスマホはmicroBのコネクタが多いので、microB対応のものにしておけば、持ち運ぶケーブルが減るので便利です。


再生時間

Bluetoothのイヤホンは小型なので、10時間ぐらい持てば長時間な方になるかと思います。
安物は再生時間が極端に短いものも有ったりするので注意が必要です。


複数台のペアリング

iPhone+Androidや、ノートPCでの使用など、複数台のBluetoothデバイスを持っている場合は、複数台のペアリングが出来ると便利です。マルチペアリングとか書かれてたりもします。

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