[Win7]コマンドラインから電源オプションの設定を変える方法

Windows7やWindows Server2008では、ノートPCやサーバの消費電力を抑えるために電源オプションという機能があります。
この設定は通常、コントロールパネルよりGUIで設定するのですが、powercfg.exeコマンドを使用してコマンドラインから設定を変更する事も可能です。

コマンドは以下の通り。-SETACTIVEオプションの後に、変更後モードのGUIDを指定すればOKです。

powercfg.exe -SETACTIVE 0c0eadf7-9b97-4475-903f-0c488ed5b568




各電源モードのGUIDは、-Lオプションでリスティングされます。
説明文の末尾に”*”印が付いている行が、現在の設定値です。

powercfg.exe  -L
 
既存の電源設定 (* アクティブ)
-----------------------------------
電源設定の GUID: 0c0eadf7-9b97-4475-903f-0c488ed5b568  (マックス・バッテリー・ライフ)
電源設定の GUID: 3558e7e5-fb14-4b08-b301-4f29a70f3e0d  (ビデオの再生)
電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e  (バランス) *
電源設定の GUID: 458ee30f-987e-4704-b7a7-166cf46c1018  (パワー源最適化)
電源設定の GUID: 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c  (高パフォーマンス)
電源設定の GUID: 99cb46f8-ccbc-4037-852c-0e05530492c8  (マックス・パフォーマンス)
電源設定の GUID: a1841308-3541-4fab-bc81-f71556f20b4a  (省電力)
電源設定の GUID: fc3dde8b-5703-4a48-8954-d9e2790a83f7  (タイマー禁止 (プレゼンテーション))




/?オプションでヘルプが表示されます。多機能なコマンドなのでヘルプの説明だけでもかなり長いです。

powercfg.exe  /?
 
 
POWERCFG <コマンド ライン オプション>
説明:
  このコマンドライン ツールを使うと、管理者はシステムの電源
  設定を管理できます。
 
パラメーター一覧:
  -LIST, -L   現在のユーザー環境の電源設定をすべて一覧表示します。
 
              使用法: POWERCFG -LIST
 
  -QUERY, -Q  指定された電源設定の内容を表示します。
 
              使用法: POWERCFG -QUERY <SCHEME_GUID> <SUB_GUID>
 
              <SCHEME_GUID>  (オプション) 表示する電源設定の GUID を指定します。                             powercfg -l パラメーターを使用して取得できます。
              <SUB_GUID>     (オプション) 表示するサブグループの GUID を
                             指定します。SCHEME_GUID を指定する必要があります。
 
              SCHEME_GUID および SUB_GUID のどちらも指定されていない場合、
              現在のユーザーのアクティブな電源設定が表示されます。
              SUB_GUID が指定されていない場合、指定された電源設定内の
              すべての設定が表示されます。
 
  -CHANGE, -X 現在の電源設定の設定値を変更します。
 
              使用法: POWERCFG -X <設定> <値>
 
              <設定>      次のオプションのうち 1 つを指定します。
                          -monitor-timeout-ac <分>
                          -monitor-timeout-dc <分>
                          -disk-timeout-ac <分>
                          -disk-timeout-dc <分>
                          -standby-timeout-ac <分>
                          -standby-timeout-dc <分>
                          -hibernate-timeout-ac <分>
                          -hibernate-timeout-dc <分>
 
              例:
                  POWERCFG -Change -monitor-timeout-ac 5
 
              この場合、AC 電源使用時のモニターのアイドル タイムアウト値が
              5 分に設定されます。
 
  -CHANGENAME 電源設定の名前とその説明 (オプション) を
              変更します。
 
              使用法: POWERCFG -CHANGENAME <GUID> <名前> <設定の説明> 
 
              説明を省略した場合は、名前のみが変更されます。
 
  -DUPLICATESCHEME 
              指定された電源設定を複製します。その結果、
              新しい設定を表す GUID が表示されます。
 
              使用法: POWERCFG -DUPLICATESCHEME <GUID> <複製先の GUID>
 
<GUID>  powercfg -l を使用して取得したスキーム GUID を指定します。
 
              <複製先の GUID> を省略した場合、新しい GUID が、
              複製されたスキームに作成されます。
 
  -DELETE, -D 指定された GUID の電源設定を削除します。
 
              使用法: POWERCFG -DELETE <GUID>
 
              <GUID> は LIST パラメーターを使って取得されます。
 
  -DELETESETTING 
              電源設定を削除します。
 
              使用法: POWERCFG -DELETESETTING <SUB_GUID> <SETTING_GUID> 
 
              <SUB_GUID>      サブグループ GUID を指定します。
              <SETTING_GUID>  電源設定 GUID を指定します。
 
  -SETACTIVE, -S 
              指定された電源設定をシステム上でアクティブにします。
 
              使用法 : POWERCFG -SETACTIVE <SCHEME_GUID>
 
              <SCHEME_GUID>  スキーム GUID を指定します。
 
  -GETACTIVESCHEME 
              現在アクティブになっている電源設定を取得します。
 
              使用法: POWERCFG -GETACTIVESCHEME 
 
  -SETACVALUEINDEX
              指定された電源設定に関連付けられている値を設定します
              と関連付ける値を設定します。
 
              使用法: POWERCFG -SETACVALUEINDEX <SCHEME_GUID> <SUB_GUID>
                                               <SETTING_GUID> <SettingIndex>
 
              <SCHEME_GUID>   電源設定の GUID を指定します。
                              これは PowerCfg /L を取得して使用できます。
              <SUB_GUID>      電源設定の GUID のサブグループを指定します。
                              これは "PowerCfg /Q" を使って取得できます。
              <SETTING_GUID>  個々の電源設定の GUID を指定します。
                              これは "PowerCfg /Q" を使って取得できます。
              <SettingIndex>  この電源設定を設定できる
                              値の一覧を指定します。
 
              例:
                  POWERCFG -SetAcValueIndex <GUID> <GUID> <GUID> 5
                  この場合、電源設定の AC 値は、この電源設定に
                  使用できる値の一覧のうち 5 番目のエントリに設定されます。
 
  -SETDCVALUEINDEX 
              指定された電源設定に関連付けられている値を設定します
              と関連付ける値を設定します。
 
              使用法 : POWERCFG -SETDCVALUEINDEX <SCHEME_GUID> <SUB_GUID>
                                               <SETTING_GUID> <SettingIndex>
              <SCHEME_GUID>   電源設定の GUID を指定します。
                              これは PowerCfg /L を使って取得できます。
              <SUB_GUID>      電源設定の GUID のサブグループを指定します。
                              これは "PowerCfg /Q" を使って取得できます。
              <SETTING_GUID>  個々の電源設定の GUID を指定します。
                              これは "PowerCfg /Q" を使って取得できます。
              <SettingIndex>  この電源設定に使用できる
                              設定値の一覧を指定します。
 
              例:
                  POWERCFG -SetDcValueIndex <GUID> <GUID> <GUID> 5
                  この場合、電源設定の DC 値は、この電源設定に
                  使用できる値の一覧のうち 5 番目のエントリに設定されます。
 
  -HIBERNATE, -H
              休止状態機能を有効または無効にします。休止状態のタイムアウトは
              すべてのシステムでサポートされるわけではありません。
 
              使用法: POWERCFG -H <ON|OFF>
                     POWERCFG -H -Size <PercentSize>
              -Size  希望するハイバネーション ファイルのサイズを全メモリに対す
                     る割合で指定します。既定のサイズは 50 未満にはできません。
                     また、休止状態ファイルを自動的に有効にします。
 
  -AVAILABLESLEEPSTATES, -A  
              システムで利用可能なスリープ状態を報告します
              スリープ状態を利用できない理由の報告を試みます。
 
  -DEVICEQUERY
              指定された条件を満たすデバイスの一覧を返します。
 
              使用法 : POWERCFG -DEVICEQUERY <queryflags>
 
              <queryflags>  次の基準のうち 1 つを指定します。
 
              wake_from_S1_supported  浅いスリープ状態の解除を
                                      サポートするデバイスをすべて返します。
              wake_from_S2_supported  深いスリープ状態の解除を
                                      サポートするデバイスをすべて返します。
              wake_from_S3_supported  最深のスリープ状態の解除を 
                                      サポートするデバイスをすべて返します。
              wake_from_any           スリープ状態の解除をサポートする 
                                      デバイスをすべて返します。
              S1_supported            浅いスリープをサポートするデバイスの一覧
                                      を表示します。
              S2_supported            深いスリープをサポートするデバイスの一覧
                                      を表示します。
              S3_supported            最深のスリープをサポートするデバイスの
                                      一覧を表示します。
              S4_supported            システムの休止状態をサポートするデバイス
                                      の一覧を表示します。
              wake_programmable       システムのスリープ状態の解除をユーザーが
                                      構成できるデバイスの一覧を表示します。
              wake_armed              スリープ状態を解除できるように現在
                                      構成されているデバイスの一覧を表示します。
              all_devices             システムにあるデバイスをすべて返します。
              all_devices_verbose     デバイスの詳細な一覧を返します。
              例:
                  POWERCFG -DEVICEQUERY wake_armed
 
  -DEVICEENABLEWAKE
              システムのスリープ状態を解除するデバイスを有効にします。
 
              使用法 : POWERCFG -DEVICEENABLEWAKE <devicename>
 
              <デバイス名>  "PowerCfg -DEVICEQUERY wake_programmable"を使用して
                            取得するデバイスを指定します。
 
              例:
                  POWERCFG -DEVICEENABLEWAKE
                                       "Microsoft USB IntelliMouse Explorer"
 
  -DEVICEDISABLEWAKE
              システムのスリープ状態を解除するデバイスを無効にします
 
              使用法: POWERCFG -DEVICEDISABLEWAKE <devicename>
 
              <デバイス名>  "PowerCfg -DEVICEQUERY wake_armed"を使用して
                            取得するデバイスを指定します。
 
  -IMPORT     指定されたファイルから電源設定をすべてインポートします。
 
              使用法 : POWERCFG -IMPORT <filename> <GUID> 
 
              <filename>  "PowerCfg -EXPORT parameter" を使用して生成された
                          ファイルへの完全修飾パス名を指定します。
              <GUID>      (オプション) 設定は、電源設定に読み込まれ、
                          この GUID で表されます。指定しない場合は、powercfg
                          新しい GUID を生成して使用します。
 
              例:
                  POWERCFG -IMPORT c:\scheme.pow
 
  -EXPORT     指定された GUID で表される電源設定を、指定された 
              ファイルにエクスポートします。
 
              使用法: POWERCFG -EXPORT <filename> <GUID> 
 
              <filename>  宛先ファイルへの完全修飾パスを指定します。
              <GUID>      電源設定 GUID を指定します。次から取得できます。
                          "PowerCfg /L" の使い方
 
              例:
                  POWERCFG -EXPORT c:\scheme.pow
                                   381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e
 
  -LASTWAKE   システムの最後のスリープ状態の解除元に関する情報を
              報告します。
 
  -HELP, -?   コマンドライン パラメーターに関する情報を表示します。
 
  -ALIASES    すべてのエイリアスとそれに対応する GUID を表示します。
              これらのエイリアスはコマンドライン上の GUID の代わりに
              使用できます。
 
  -SETSECURITYDESCRIPTOR
              指定された電源設定または操作に
              関連付けられたセキュリティ記述子を設定します。
 
              使用法 : POWERCFG -SETSECURITYDESCRIPTOR <GUID|ACTION> <SDDL>
 
              <GUID>       電源設定の GUID を指定します。
              <操作>       次の文字列のうちいずれか 1 つを指定できます。
                           ActionSetActive、ActionCreate、ActionDefault
              <SDDL>       有効なセキュリティ記述子文字列を SDDL 形式で指定
                           します。SDDL 文字列の例を確認するには、
                           POWERCFG -GETSECURITYDESCRIPTOR を呼び出します。
 
  -GETSECURITYDESCRIPTOR
              指定された電源設定または操作に 
              関連付けられたセキュリティ記述子を取得します。
 
              使用法: POWERCFG -GETSECURITYDESCRIPTOR <GUID|ACTION> 
              <GUID>       電源設定 GUID を指定します。
              <ACTION>     次のいずれかの文字列を指定します。
                           ActionSetActive, ActionCreate, ActionDefault
 
  -REQUESTS
              アプリケーションとドライバーの電源要求を列挙します。電源要求は、 
              コンピューターが自動的にディスプレイの電源を切ったり、省電力の 
              スリープ モードに切り替わらないようにします。 
 
  -REQUESTSOVERRIDE
              特定のプロセス、サービス、またはドライバーに対する電源要求の優先
              を設定します。パラメーターを指定しないと、現在の電源要求の優先設
              定の一覧が表示されます。 
 
              使用法: POWERCFG -REQUESTSOVERRIDE <呼び出し元の種類> <名前> 
                        <要求> 
              <呼び出し元の種類> 次のいずれかの呼び出し元の種類を指定します:
                               PROCESS、SERVICE、DRIVER。この取得には 
                               POWERCFG -REQUESTS コマンドを使用します。 
              <名前>           呼び出し元の名前を指定します。この名前を返すに 
                               は、POWERCFG -REQUESTS コマンドを呼び出します。
              <要求>           次の電源要求の種類を 1 つ以上指定します:
                               Display、System、Awaymode。
              例:
                  POWERCFG -REQUESTSOVERRIDE PROCESS wmplayer.exe Display System
 
  -ENERGY
              エネルギー効率とバッテリ寿命に関する一般的な問題がないかシステム
              を分析します。ENERGY コマンドはコンピューターがアイドル状態で、開
              いたプログラムやドキュメントがない場合に使用してください。ENERGY
              コマンドにより現在のパスに HTML レポート ファイルが生成されます
              。ENERGY コマンドは、次のパラメーター (省略可) をサポートします:
 
              使用法: POWERCFG -ENERGY [-OUTPUT <ファイル名>] [-XML]
                                       [-DURATION <秒>]
                      POWERCFG -ENERGY -TRACE [-D <ファイル パス>]
                                              [-DURATION <秒>]
              -OUTPUT <ファイル名> ? エネルギー レポート HTML ファイルを保存
                                     するパスとファイル名を指定します。
              -XML                 - レポート ファイルの形式を XML にします。
              -TRACE               - システムの動作を記録し、分析を実行しませ
                                     ん。-D パラメーターが指定されていない場合
                                     トレース ファイルは現在のパスに生成されま
                                     す。
              -D <ファイル パス>     - トレース データを保存するディレクトリを
                                     指定します。-TRACE パラメーターが指定され
                                     ている場合のみ、使用できます。
              -DURATION <秒>       ? 秒数を指定して、システムの動作を監視
                                     します。既定値は 60 秒です。
  -WAKETIMERS
              アクティブなスリープ解除タイマーを列挙します。有効な場合、
              スリープ解除タイマーの期限切れ時に、システムのスリープ/休止状態は
              解除されます。

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