Micorship社から発売されているPICには、幾つかのシリーズが有ります。
シリーズを大きく分けると以下の6つに分類されます。
PIC10F,12Fシリーズ PIC16Fシリーズ PIC18Fシリーズ PIC24F,24Hシリーズ dsPICシリーズ PIC32MXシリーズ |
この中でも、PIC18Fシリーズは8ビットマイコンであるPIC16Fシリーズの後継で、16Fシリーズで使い辛かったI/O機能を改良しつつ、アセンブラレベルの命令セットは上位互換があるという特徴を持っています。
PIC18Fシリーズ中にも製品は沢山有るのですが、18Fシリーズは有る程度型番に規則性を持っており、型番だけから大まかなスペックを把握することが出来ます。
“18F”の後は、基本的に数字4桁です。製品によっては2桁目の後にアルファベットが入る場合があります。
アルファベットを無視すると、4桁を構成する各桁の意味は以下の通りです。
18FabVcd-x/yy zzz a:ピン数 1: 18ピン 2: 28ピン 4: 40/44ピン 6: 64ピン 8: 80ピン 9: 100ピン b:プログラムメモリの容量 2: 4kByte(2kワード) 3: 8kByte 4: 16kByte 5: 32kByte 6: 64kByte 7: 128kByte V:駆動電圧 ブランク: 2.0~5.5V駆動 J : 2.0~3.6V駆動(EEPROM無し) K : 1.8~3.6V駆動(EEPROM有り) ※但しK20は1.8~5.5V c,d:主な機能 1x 汎用品 2x フラッシュセルフ書き込み可能 3x モータ制御向け 5x USB機能付き 6x LAN機能付き 7x アナログ機能強化 8x CAN(Controller Area Network、自動車内ネットワークの規格) 9x LCDドライバ内蔵 x3 12bit A/Dコンバータ x5 中間メモリ容量24/48/96kbyte x:温度範囲 I: -40~85℃ yy:形状 SP: SDIP SS: SSOP SO: SOIC ML: QFN PT: TQFP (ブレッドボード、ユニバーサル基板仕様の場合は"SP"を選択) zzz:パターン |
関連記事
コメントを残す