Markdown中級者を目指す人が知っておくべき27の知識

工学社から出ている書籍、はじめてのMarkdown―軽量マークアップ言語の記法と使い方を読了しました。


正直Markdownの書式くらいならネットで十分だと思っていたのですが、改めて知識を整理でき意外と良い本でした。「Markdownを普段何となく使っているけど、時々、改行などが思ったように反映されない…」みたいな人は一度読んでみると色々気づきがあるかと思います。

markdownエディタについて


本書では、エディタとしてMarkdown#Editorというソフトがお勧めしている。

…この本はちょっと前の出版なので、現在ならVisual Studio Codeが便利。
Visual Studio Codeだと、拡張子を*.mdでファイルを作り、”Ctrl+K V”でプレビュー画面を表示できる。ショートカットキーを忘れたときは、F1キーを押して”markdown”と入力すればリストとショートカットキーが表示される。

本文の段落分けについて


  • 本文は通常pタグで囲まれる
  • 文章を別の段落にしたい(2つのpタグに分けたい)場合は、markdownファイル内で改行を2連続で入れ、空行をはさむ
  • brタグを入れたい場合は、行末に半角スペースを2つ入れて改行する
    複数回改行したい場合は、”半角スペース”2つ+改行文字”の行を作る

引用文について(blockquoteタグ)


  • インデントをつけるか、行頭に”>”文字を入れる
  • blockquoteの中で改行したい場合は、”半角スペース”2つ+改行文字”
  • “>>”でblockquoteをネストできる

  • 二重にネストしたblockquoteから戻るには、”>”だけの行が必要


以下のようにすれば…

> 1行目
>> 1.1行目
>> 1.2行目
>
> 2行目

こう表示される

1行目

1.1行目
1.2行目


2行目


箇条書きについて(liタグ)


  • 行頭に”* “を入れればリストを作れる
  • “*”記号の後ろには半角スペースが必要
  • 本文とリストの間(リストを始める手前)には空行が必要
    (本文のすぐ下の行に “* xxxx”を書いてもリストとみなされない)

箇条書きについて(olタグ)


  • 数字+ピリオド+半角スペース”で、連番付きの箇条書きを作ることができる
  • 一覧の列挙中に空行を入れると、連番が最初に戻る
  • 一覧の途中で改行したいときは、行末に半角スペースを2つ入れる
  • 箇条書き以外で行頭に、”1. “を持ってきたい場合は、”1\. “でエスケープできる
  • さらに、”\”マーク自体を表示させたいときは、”\\”と2回重ねる
  • 箇条書きに見出しと本文を書く際に、見出しだけ装飾したい場合は下記のように書く

1. **見出しの1つ目**  
    1つ目の内容説明  
    1つ目の内容説明2行目

1. **見出しの2つ目**  
    2つ目の内容説明  
        
    2つ目の内容説明2行目  

1. **見出しの3つ目**  


1. 見出しの1つ目

1つ目の内容説明

1つ目の内容説明2行目

  1. 見出しの2つ目

    2つ目の内容説明

    2つ目の内容説明2行目

  2. 見出しの3つ目


強調、イタリック、下線について


  • 2段落またいで、強調させることはmarkdown上ではできない
    行いたい場合はhtmlタグを直接書くしかない

  • “1*2*3=6″など、数式で掛け算記号を使いたいときに、誤って強調のマークとみなされる場合がある
    このような場合は、アスタリスクの前に円マークを入れて”\*”とすればよい


画像について(imgタグ)


  • ![altのタイトル](image_url_filename) の形式で、画像を埋め込める
  • !,[,],(,)の各記号の前後に空白を入れると正しく認識しないので注意
  • “altのタイトル”の部分は省略してもよい
  • 手前に文章があると、同じ行に表示される。改行したい場合は、文章の最後に半角スペース2個を入れるとよい

ソースコードの埋め込みについて(codeタグ)


  • 埋め込むコードブロック全体をインデントするのが最も簡単
  • インデントする際に、タブとスペース4つを混ぜないように注意
  • コードブロックを終わらせるには、インデントのない改行を入れる
  • 文章中へecho "hello<br />";のような形でコードを埋め込む場合は、逆クォートで囲む
  • 逆クォートで囲んだコード中に、export STIME=``date``のような形で逆クォートを出したい場合は、逆クォートを2回書く


はじめてのMarkdown―軽量マークアップ言語の記法と使い方 (I・O BOOKS)

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