PHPのプログラムを実行すると、以下の警告が表示される場合があります。
PHP Notice: Trying to get property of non-object in C:test.php on line 77 |
これは、存在しない(or 値がnullな)変数のプロパティを参照しようとしたときに発生します。
例としては、以下のプログラムの実行で再現させることが出来ます。
<?php $a = null; echo $a->value; // ここでTrying to get property of non-objecが発生する |
対処法としては、以下の3つあります。
その1:is_nullでチェックする
対象のオブジェクトがnullで無いことを,is_null()で事前にチェックします。
<?php $a = null; if ( is_null( $a ) || is_null( $a->value ) ) { // エラー処理 echo "valueは存在しません\n"; } echo $a->value; |
その2:emptyでチェックする
empty()を使用して、プロパティの存在チェックを行うことも可能です。
<?php $a = null; if ( empty( $a->value ) ) { // エラー処理 echo "valueは存在しません\n"; } echo $a->value; |
その3:issetでチェックする
isset()を使用すると、値がnullで無い事に加え、値がセットされているかどうかのチェックができます。
<?php $a = null; if ( !isset( $a->value ) ) { // エラー処理 echo "valueは存在しません\n"; } echo $a->value; |
ちなみに、PHP4のときは$aがnullのとき、$a->valueはnullを返す仕様でした。
ですのでPHP4のスクリプトをPHP5に移植した際に警告が出るようになった場合は、データのチェックを追加するか、元変数がnullの場合はプロパティ値もnullとみなすと良いです。
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