回路図作成にBSch3Vを使ってみた

ユニバーサル基板で回路を組むために回路図を描きたかったのですが、手書きだと面倒なのでフリーソフトのBSch3Vを使ってみました。

今回、使い勝手を調べるために作った回路図は、以前調べた74HC4511/BQ-N516RDの組合せです。
74HC4511とBQ-N516RDで,4桁の7セグLEDをコントロールする


BSch3VにBQ-N516RDの部品は登録されていないので、部品から作る必要があります。
部品は、BSch3Vに同梱しているLCoV.exeというツールで作成します。



かなり使いやすいツールで、さくっと作れました。


ピン配置もこのような感じで、直感的に定義できます。



74HC4511の方は最初から入っているのだけど、ピン配列が実物と異なる順番なので、今回はこっちもパーツを作成しました。

ちなみに、予め用意されているのは、こんな感じのものです。




で、試しに作ってみた回路図です。
回路作成の専用ツールなので、Excelなどで描くよりも楽チンです。



上記の回路図だと交差が多いので、ユニバーサルで実装する事を考えると半田作業が面倒な事になります。
また、BQ-N516RDはピンの間が広くて配線スペースがあるので、その点を考慮して書き直したのが下の図です。ついでにVccやGNDも付けてみました。


立体交差が3つまで減りました。
出来上がりの絵を見るとfのラインも内側から配線できそうですが、実際のBQ-N516RDはピン間が5ライン分しか開いてないので、実際はこれが限界です。





で、1時間ほど使ってみた感想です。

1.Excelで作るよりは断然楽チン
Excelだと線幅をあわせたりするのが面倒なので、やはり専用ツールは便利です。
自動配線機能は有りませんが、配線を考えるところも含めて勉強したいので、個人的にはこれでOKです(シンプルが一番)。


2.実体配線図のシミュレーション目的にはちょっと使い辛い
元々回路図を作るためのソフトなので、ピン配列が実物と異なる順番なのは当たり前なのですが…


3.部品間の幅を調整したい時に、配線の幅を返るのが面倒
先ほどの2つ目の回路図で、2つのパーツの幅をもう少し縮めたり、間に抵抗を挟みたかったのですが、線の長さを纏めて変更できないっぽいので配線しなおしが面倒です。




やっぱり実体配線図向けには、別のソフトを使ったほうがよいのかな…、と思ったりしますが、もう少し使い込んでみます。


また、他のフリーな回路図エディタにはPCBEというものも有るらしいので、PCBEもそのうち評価してみたいです。

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